Excel

2021年10月31日 (日)

[Excel]スチューデントのt分布に従う分布関数の値を求める

上側(片側)の分布関数の値を得るにはT.DIST.RT関数を、両側の分布関数の値を得るにはT.DIST.2T関数を使う。

T.DIST.RT(t, m)

T.DIST.2T(t, m)

いずれもパーセント点をt、自由度をmとする。以下は、上側2%点の上側、両側2%点の両側を求めた例。

Tdistp1

古いバージョンのExcelではTDIST関数が使われており、一つの関数で上側、両側をそれぞれ指定できて求めることができた。たが、将来、使えなくなる可能性があるため、使用は推奨しない。参考に、以下に使い方を示す。

TDIST(t, m, l)

tがパーセント点、mが自由度。上側を得る場合はlは1、両側を得る場合はlは2する。

以下は、上側2%点、両側2%点の分布関数の値を求めた例。

Tdistp2

2021年7月 3日 (土)

[Excel]平均を求める

AVERAGE関数を使う。

Excel_average

2021年7月 2日 (金)

[Excel]標準偏差を求める

標本標準偏差(偏差二乗和を標本数で割ったものの平方根)を求めるときはSTDEV.P関数を使う。

Excel_stdv1

不偏分散の平方根(いわゆる標準偏差)を求めるときはSTDEV.S関数を使用する。

Excel_stdv2

2021年6月18日 (金)

[Excel]同点同着を考慮した順位付け

rank.eq関数を使う。例えば、以下の様にA2~A8セルに点数が入力されており、その順番をつける場合。

Rankeq

B2~B8セルに、以下を入力(貼り付け)すればよい。そうすると、上図のように順位が表示される。

=RANK.EQ(A2,A$2:A$8)

 

2021年6月 2日 (水)

[Excel]正規分布における-σからσ(-2σから2σ)の確率(面積)を求める

NORM.S.DIST関数を使う。正規分布における累積分布関数(-∞から指定の確率変数までの積分)はNORM.S.DIST関数で得られ、それを使うことで確率(面積)を求めることができる。第一引数には確率変数を指定し、第二引数にはTRUEを指定する。

正規分布はσは68%、2σは95%とよく言われるが、それを求めてみる。

平均0、標準偏差が1の正規分布について、-∞から-1まで、-∞から1までの確率密度関数を定積分(確率(面積)を求める)した結果が1行目と2行目。いわゆるσ=1というのは、確率変数が-1から1までの確率密度関数の定積分(面積)であるから、2行目から1行目を引くと-σ~σの確率(面積)が求まり、それを計算したのが3行目。-2σ~2σは4行目。

2020年9月24日 (木)

[Excel 2016]F分布における分布関数の値を求める

F.DIST関数、F.DIST.RT関数を使う。以下は、分子の自由度が1、分母の自由度が54の場合の、パーセント点を7.13とした場合の下側(=0.990006…)、上側(=0.009994…)の分布関数の値を求めた例。

=F.DIST(7.13,1,54,TRUE)

0.990006

Fdist

=F.DIST.RT(7.13,1,54)

0.009994

Fdistrt

2020年9月20日 (日)

[Excel 2016]F分布におけるパーセント点を求める

F.INV関数、F.INV.RT関数を使う。以下は、分子の自由度が1、分母の自由度が54の場合の下側1パーセント点(=0.000159…)、上側1パーセント点(=7.128819…)を求めた例。

=F.INV(0.01,1,54)

0.000159

Finv1 

=F.INV.RT(0.01,1,54)

7.128819

Finv2